前回のポストで13mindのジャッジ陣という投稿をしましたが、さっそく荻堂ジャッジが自身の考えを送ってくれたので発表したいと思います。

スケートボードを始めたのは高校一年の夏で歴は今年の夏で26年になります!!はじめて10年くらいは毎日滑るのが当たり前で、寝る前のDVD鑑賞も日課なくらいスケートボードライフが人生の一部になっていました。
今はスクールで沢山の生徒を毎日の様にみてるし、毎日ストレッチもしていて開脚も出来ますwww世界のスケート事情もチェックしてるし、スケートボードを観る目は確かだと自負しております。
ジャッジとしてもAJSA(全日本スケートボード協会)公認プロ資格をゲットした25歳の頃からかれこれ15年の間に沢山ジャッジメントして来ました。
その経験や周りのサポートもあり、今ではJSF(日本スケートボード連盟)、JRSF(ローラースポーツ連盟)の公式ジャッジとしてお仕事をさせて頂いています。
全国には自分よりも上手くて凄い選手は沢山居るのにジャッジ出来ているのはその経験と繋げてくれた人達のお陰だと思っています。
勿論、ジャッジとして選ばれているからには、自分なりに100%の力を出し切ろうと考えてやっています!コンテストも出ていたしライダーの気持ちもわかるので、適当な数字は出せません。
コンテストで見る点はトリックの難易度、スピード、高さ、着地の綺麗さ、着地後のスタイル、滑りや形のカッコ良さ、セクションの使い方、トリックの発想の豊かさなどです。
日本のスケートボードは残念ながら文化として根付いていません。
なので、今は競技としてコンテストやイベント、デモなどでスケートボードを世の中に広めるしかありません。
その中でスケートボードの凄さと、カッコ良さを伝えなければ行けないので、コンテストで決まればオッケー!とか、乗ったから得点でしょ!?
って感じにはなりません。
自分達の伝えたいスケートボードはカッコ良くて楽しいものだから!
歓声が上がる事や盛り上がる事も大事って事です!!
それを伝えたい13mindのジャッジ陣なので、時には厳しくもなります!!
コンテストは1分間の中でいかに自分を表現出来るかのストリート撮影だと思うと良いかもしれませんね。
難易度が今時のフリップイン、フリップアウトがバッチリ決まっても、スピードが遅くてカッコ悪い着地だったら、ある程度の難易度でスピードがあった方が良い場合も沢山あります!!
今年のTAMPA Proのルイロペスの優勝のルーティーンがいい例ですね!!
これはスピード感もあり、難易度も高く、全体的にまとまり過ぎてカッコいいです!!
日本のコンテストに固執しないで、世界のコンテストを参考にしてみて下さい!!!
決勝に残ってるライダー達で同じトリックしてる人はあまりいません!!
コンテストであのトリック点数高いでしょ?とか、そういうのじゃなくて、もっと自分の個性が出るトリックチョイスやセクションの使い方の発想を磨くと、より良いスケーターが出てくると思います!
みんながやってるトリックと同じ使い方は、難易度の競い合いだけになってしまうので注意!!
みんながやってればジャッジからみても高得点には繋がりませんからね〜!
日本のレベルアップの為にそこら辺に注意して自分磨きの為にもコンテストも楽しんで出てほしいです!